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【ブログ】充実したライフスタイルへ~日本でも話題のスウェーデンのお茶文化<FIKA>を取り入れてみませんか?~

 

~目次~

FIKA(フィーカ)とは

フィーカで仕事の効率もアップ

甘いものを食べてコーヒーの香りで心身ともにリフレッシュ

フィーカ定番のお菓子

スウェーデンの人はフィーカが好き

フィーカでコミュニケーションが活性化

 


▶FIKA(フィーカ)とは


 

スウェーデンには
<FIKA(フィーカ)>というお茶文化があります。
語源は音節が逆になる倒語で、スウェーデン語のコーヒー“kaff”が
fikaと呼ばれるようになったと言われています。

 

スウェーデンの生活習慣であり、
“甘い物と一緒にコーヒーを飲むこと”意味する動詞および名詞です。
同僚や友人、恋人、家族とコーヒーを飲む休息の時間をとる慣習のことですが、
スウェーデンの人々にとってこのフィーカはとても大切です。

 

スローライフを送りながらも、
労働生産性の高さで世界的にも注目を浴びているスウェーデン。
その秘密が、10時頃と15時頃の1日2回設けられているフィーカという
スウェーデンの習慣が強く根付いているからだと言われています。
一旦仕事の手を止め、
コーヒーを飲みながら甘いものを取り入れる時間を設けるというこの習慣は、
スウェーデンの職場に企業の大小に関係なく根付いており、
様々なメリットがあります。

 

甘いお菓子と一緒にコーヒー飲むことだけど、
一般的なティータイムやコーヒーブレイクとは違い、
そこには必ず人とのコミュニケーションが存在します。
フィーカは人と人をつなぐコミュニケーションツールです。

 

今回はそんな素敵な習慣、フィーカについてご紹介します。

 


▶フィーカで仕事の効率もアップ


 

ラフィーカ カフェ コーヒー パン 宮崎

どんなに忙しくてもフィーカの時間を取り、甘い物とともにコーヒーを飲みます。
スウェーデンでは仕事の合間にもフィーカを挟みます。
フィーカが行われる職業は限られておらず、
公務員といった職業でもフィーカの時間を取っています。
その時間は大体15分~30分ほどで、
そのようにフィーカを仕事中に取り入れることによって、
仕事の効率を上げているようです。
スウェーデンの人たちは長時間ダラダラと仕事をするのではなく、
適度に休憩をとって集中力を高めているのです。

 

また、仕事仲間とフィーカを取ることで、
仕事上の重要なコミュニケーションツールとしての役割も果たしています。
仕事が忙しい時は休み時間を割きがちですが、一旦すべての仕事から手を離れ、
フィーカタイムを取ることで仕事にメリハリが生まれ、短時間でも作業が進み、
効率よく質の高い仕事につながるといわれています。

 

その結果、残業することなく家に帰ることができ、
家族と過ごす時間を長く取ることにより、夫婦円満・家庭円満につながるのです。

 


甘いものを食べてコーヒーの香りで心身ともにリフレッシュ


 

集中した後や仕事で身体を動かした後などは
甘いものが自然と食べたくなりますよね。
スウェーデンのフィーカタイムに甘いものを必ず食べるのは、
コーヒーに合うというのも理由のひとつですが、
集中して仕事に打ち込んだ脳や身体が心身のリフレッシュと栄養を求め、
自然と甘いものを欲するからかもしれません。

 

さらにコーヒーの香りが脳をリラックスした状態に導きます。
ストレスは前頭葉を弱めて集中力を奪い、作業効率を下げます。
コーヒーのいい香りを嗅ぐと、
副交感神経が優位になり心身がくつろいでリラックスします。

 


▶フィーカ定番のお菓子


 

ラフィーカ カフェ コーヒー パン 宮崎

フィーカの時間には甘いお菓子が合わされることが定番です。
代表的なお菓子は、bulle(ブッレ)と呼ばれる甘いパン。
Kanelbulle(カニエルブッレ)というシナモンロールです。
実はスウェーデンは、シナモンロール発祥の地で、
シナモンロールの日(10月4日)があるほど人気です。

 

他にも緑色のマジパンで覆われたプリンセストルタや様々なベリーを使ったパイ、
ラズベリーのジャムがのったほろほろのクッキーのハロングロットルなども人気です。

 


▶スウェーデンの人はフィーカが好き


 

北欧諸国は幸せ指数の高い国のランキング上位に入ることも多いですが、
その要素のひとつとしてあげられるのが、
ホッとくつろぐ時間=フィーカの存在です。

 

北欧では紅茶よりはコーヒーが飲まれることが多く、
コーヒー消費量は世界でも有数です。
ICO(国際コーヒー機関)が2013年度に発表したデータでも、
日本の1人あたりのコーヒー消費量が3.36kg、
アメリカが4.20kgであったのに対して、
フィンランド12kg、ノルウェー8.70kg、
デンマーク8.60kg、スウェーデン7.31kgと、
北欧の国々は圧倒的に消費量が多いのです。

 

スウェーデンは日本の2倍以上の消費量があり、
圧倒的によく飲まれていることがわかります。
世界でもトップクラスのコーヒー消費量を誇る国スウェーデン、
これもフィーカ習慣によるものかもしれません。

 


▶フィーカでコミュニケーションが活性化


 

仕事中ミーティングをするまでもないが、
少し話をして同僚や先輩・後輩に確認したいこと、
上司に相談したいことなどが出てくる場合があります。
フィーカという習慣があることで談笑しながら気軽に確認・相談することができ、
コミュニケーションも活性化されるのです。

 

スウェーデン人は家族や友人など親しい人たちはもちろん、
親しくなりたい人もフィーカに誘います。
一緒に甘いお菓子を食べながらコーヒーを飲むことで自然とリラックスでき、
容易に打ち解けられることを知っているからです。
つまり、フィーカとは、人と人をつなぐツールなのです。
誰かの家を尋ねれば、
必ず「Ska vi fika?」と誘われて手作りのお菓子でフィーカがはじまり、
友人に会いに行くときは、
「今日は○○とフィーカしてくる」と家族に伝えて出かけます。
ただのコーヒーブレイクとは違い、
甘い物を食べてリラックスしながら談笑することにより、
仕事の面で必要な連絡事項もスムーズに行え、良い関係を築くことができます。

 

ただ、日本人というのは勉強しながら、
仕事をしながらといった<ながらコーヒー>
パソコンを見ながら甘いものを食べる<ながらスイーツ>など、
仕事や勉強から離れられない場合が多く、
心身ともにリフレッシュするというわけにはいかず、
人とのコミュニケーションを活性化させるのも難しいのが現状です。
スウェーデンのフィーカのように意識的に時間をとって、
スイーツやコーヒーを楽しむことができれば仕事も勉強もより円滑に行え、
コミュニケーションも活性化されるのではないでしょうか。

 

日本では午後3時にお茶休憩をとるという会社は多いですが、
午前と午後に必ずお茶タイムを取るのは
植木屋さんや大工さんなどの職人さんなどに限られています。
お茶タイムというのは無駄なものではなく、
先人の知恵ともいえる理にかなった時間であると言えるでしょう。
日本の職場でもスウェーデンのように会話を楽しみ、
心身ともにリラックスできる甘いものとコーヒーなどを飲むフィーカを実行し、
生活に根付くようになれば、人とのコミュニケーションに悩むことも減り、
仕事の能率も上がるなど多くのメリットがあるはずです。

 

コロナ禍の今、何かと不自由な日々が続いていますが、
より良い時間を過ごすため、時間の使い方を見直してはいかがでしょうか。
自身の心地良い空間、時間をつくることは、
毎日の生活の中で重要なことになっていると言えます。
スウェーデンの素敵な癒しの文化であるフィーカを企業や各家庭で取り入れれば、
日本の働く環境や生活がより明るく良いものへと繋がるのではないでしょうか。

 

日本にも3時のおやつという習慣はありますが、
子供向けのイメージが強いかもしれません。
スウェーデンのように、
大人も子供もみんながそろって楽しめるコーヒーブレイク、フィーカ。

 

今日の午後はほっと一息、
近くの誰かを誘って“FIKA(フィーカ)”してみませんか?