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【ブログ】アミノ酸シャンプーの魅力とは?

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

 

~目次~

アミノ酸シャンプーとは

アミノ酸シャンプーの洗浄成分

界面活性剤とは

アミノ酸シャンプーの洗浄効果

アミノ酸シャンプーと他のシャンプーとの違い

シャンプーの選び方

アミノ酸シャンプーのメリットとデメリット

 

“髪にやさしい”と評判の<アミノ酸シャンプー>
成分や特徴も含めてお話したいと思います。

 


▶アミノ酸シャンプーとは


 

その名の通り“アミノ酸系洗浄成分”を配合したシャンプーのことです。
人間の筋肉や皮膚や髪、爪などをつくっているタンパク質は、
多数のアミノ酸が集まって構成されていて、
そんな人間の体を構成しているのがアミノ酸です。
タンパク質を構成しているアミノ酸には、実にさまざまな種類があり、
とくに身体を構成しているアミノ酸は20種類あります。

 

アミノ酸シャンプーのことは耳にするものの、
あまり詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

 


▶アミノ酸シャンプーの洗浄成分


 

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

シャンプーの洗浄成分には、
<界面活性剤>と呼ばれる成分が用いられています。
シャンプーの洗浄成分として用いられる界面活性剤には、
高級アルコール系・石鹸系・アミノ酸系など多くの種類があります。
その中でアミノ酸系の界面活性剤を含むシャンプーが、
一般的にアミノ酸シャンプーと呼ばれています。

 


▶界面活性剤とは


 

界面活性剤は、
★親水性(水になじむ)
★親油性(油になじむ)
の2つの働きを持ち、
通常は混ざりにくい“水”と“油”を混ぜることができる性質があります。
皮脂のような油汚れになじみ、水と一緒に洗い落とせるため、
洗浄成分として洗剤やシャンプーなど様々なものに配合されています。

 

「界面活性剤って、身体にとってあまり良くないでしょ?」
と思っている方も少なくないと思います。
しかし、界面活性剤は油汚れを落とすのになくてはならないもの。
乳化剤としてアイスクリームやバターなどにも含まれており、
「界面活性剤=身体にワルいもの」ではありません。
とはいえ、シャンプーに含まれる界面活性剤の種類によっては、
洗浄力が強すぎて頭皮や髪に必要な皮脂まで落としてしまう
という可能性があることは確かです。

 


▶アミノ酸シャンプーの洗浄効果


 

アミノ酸系界面活性剤を洗浄成分としたシャンプーは、
他の洗浄成分と比べてマイルドな洗い上がりが特徴です。
乾燥やかゆみ、フケなど頭皮のトラブルを抱えている人、
髪が傷んでパサつきやうねりなどに悩んでいる人にオススメできます。

 

アミノ酸シャンプーがなぜ頭皮や髪に良いのでしょうか?
頭皮を含め、肌には
★本来あるべきうるおいを保つ“天然保湿因子(NMF)”
★うるおいをとどめる“細胞間脂質”
★水分の蒸発を防ぐ“皮脂”
の3種類の保湿成分があります。
一般的なシャンプーは洗浄力が強いため、
頭皮を守るために必要なそれらの成分まで
落としてしまうことがあります。
一方、アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルド。
頭皮や髪に必要なうるおいを残したまま洗い上げます。

 

また、洗浄成分が強いものは弱アルカリ性のものが多いのですが、
本来肌は弱酸性です。
シャンプーのアルカリの度合いが高いほど肌には刺激となります。
その点、アミノ酸シャンプーは<弱酸性>
肌に優しく、髪にとってもダメージになりにくいのが特徴です。

 


アミノ酸シャンプーと他のシャンプーとの違い


 

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

シャンプーは洗浄成分によって、泡立ちや洗浄力に差があります。
洗浄成分には大きく分けて、
アミノ酸・高級アルコール・石鹸・ベタイン・タンパクがあります。

 

[アミノ酸]
アミノ酸洗浄成分は、他の洗浄成分と比べて洗浄力は穏やか。
つまり、頭皮や髪にとって刺激になりにくいのが特徴です。
また、頭皮や髪に必要なうるおいを残すため、
しっとりとした洗いあがりが好きな方にオススメです。

 

[高級アルコール]
一般的なシャンプーに配合されている高級アルコール系洗浄成分は、
洗浄力が強く、泡立ちがいいのが特徴。
たっぷりの泡でしっかり洗い上げたい方にオススメです。
しかし、洗浄力の強さが頭皮にとって刺激となる可能性があります。
汚れと一緒に必要なうるおいも落としてしまうことがあるため、
頭皮や髪のカサつきが気になることもあります。

 

[石鹸]
石鹸の洗浄成分は、泡立ちは弱いものの洗浄力が強く、
肌残りも少なく、汚れをしっかり落とせるのが特徴です。
微生物によって分解されるので、環境に優しいのもポイント。
しかし、アルカリ性である洗浄成分が髪のキューティクルを開き、
髪がきしんでしまうこともあります。
アルカリに傾いた髪を本来の弱酸性に戻すには、
弱酸性のリンスと組み合わせるのがおすすめです。

 

[ベタイン]
赤ちゃん用のシャンプーに配合されている洗浄成分ベタイン。
植物由来の洗浄成分で刺激が少なく、
頭皮や髪に優しいのがポイントで、
頭皮の乾燥が気になる方、頭皮トラブルがある方に向いています。
しかし、洗浄力もマイルドなので、整髪料をたくさん使う方、
汚れをしっかり落としたい方にはあまり向きません。

 

[タンパク系]
タンパク質でできた洗浄成分で、
シルクやコラーゲンと呼ばれている成分がこれにあたります。
アミノ酸同様に頭皮や髪と同じ成分であるため刺激になりにくく、
優しく洗いあげることができます。
シャンプー時に失われがちなタンパク質を補えるので
一石二鳥ともいえます。
洗浄力はマイルドで、
しっとりとした洗い上がりが好きな方にオススメです。

 


▶シャンプーの選び方


 

アミノ酸シャンプーにも一般的なシャンプーにも
それぞれの“良さ”があります。
「何となく良さそうだから」という理由で選ぶのではなく、
洗浄力の強弱や洗いあがりなど、
<自分に合うもの>を選ぶことが大切です。

 

・洗浄力で選ぶ

アミノ酸シャンプーの洗浄力は、比較的マイルドです。
頭皮トラブルに悩んでいて刺激の少ないシャンプーを探している方、
敏感肌の方ならアミノ酸シャンプーが無難です。
「仕事柄、整髪料をたくさん使うので、しっかり落としたい」
「髪をしっかりスタイリングするために整髪料をたくさん使う」
「頭皮がベタつきやすいのでしっかり落としたい」
という方は、一般的なシャンプーを選ぶのがオススメです。

 

・洗い上がりで選ぶ

シャンプーに配合されているシリコンには、
髪のキューティクルをコーティングして保護し、
指通りを良くする働きがあります。
髪が傷んでいる方、
しっとりなめらかな洗い上がりが好きな方に向いています。
<ノンシリコンシャンプー>は、
ふんわり軽やかな洗いあがりが特徴。
サラサラ髪に仕上げたい方はノンシリコンシャンプーがオススメです。

 

・その他で選ぶ

「毎日使うものだから、なるべく価格を抑えたい」
「バスタイムが楽しくなるような素敵な香りのものがいい」
など、シャンプーに求めるものは他にもたくさんありますよね。
洗浄成分や洗いあがりはもちろん、
好きな香りや続けやすい価格などで選んでみるのもいいでしょう。

 


▶アミノ酸シャンプーのメリットとデメリット


 

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

魅力の多いアミノ酸シャンプーですが、
メリットとデメリットの両方を知っておくことも大切です。
すでに触れた内容も含めて改めてまとめてみました。

 

・アミノ酸シャンプーのメリット

頭皮や髪を構成する成分のひとつであるアミノ酸。
そのアミノ酸からなる洗浄成分を配合しているため、
頭皮や髪に優しいのがメリットのひとつです。
洗浄力がマイルドなので、
必要なうるおいを落とし過ぎないのもポイント。
肌と同じ弱酸性なので刺激が少なく、
フケやかゆみなどの頭皮トラブルに悩んでいる方にオススメです。

 

・アミノ酸シャンプーのデメリット

他のシャンプーと比べて洗浄力が弱いため、
ベタベタした皮脂や整髪料などのハードな汚れが落ちにくいことです。
頭皮がベタつきやすい、整髪料をたくさん使う、
という方にはあまりオススメできません。

 

フケ・乾燥、かゆみといった問題で
自分に合うシャンプーがなかなか見つからない方、
まだ使ったことがない方も是非一度お試ししてみてはどうですか?