【ブログ】オトナな男性も美容室を利用する時代?
~目次~
▶男性の美容室利用率
▶男性の理容室離れ
▶美容室と理容室の違い
▶美容師はデザイン力、理容師は技術力が強み
▶オトナの男性が美容室を利用するメリット
「美容室に興味はあるが入りづらい。」
と思った経験はありませんか?
特にオトナの男性は経験ある方が多いのではないでしょうか?
入りづらいと思うからにはその理由があるはずです。
美容室と理容室の違いに触れながら、考えてみました。
▶男性の美容室利用率
2019年において、
1年間に美容室を利用した男性は34.9%だそうです(※1)。
ちなみに女性は86.0%です。
また、女性の利用率はここ数年横ばいなのに対して、
男性の利用率は年々上昇しています。
30代は前年比3.6%増え、40代においては同7.0%増えています。
※1…株式会社リクルートライフスタイル:
「15~69歳男女の美容室・理容室利用に関する実態調査」より
(2019年)
▶男性の美容室利用率
男性の<理容室離れ>を耳にしたことはありますか?
その原因としては、大きなもので以下の2つが考えられます。
・理容室の減少
・美容室を利用する男性の増加
・理容室の減少
厚生労働省の衛生行政報告例によれば、
2013年3月時点で全国の理容所数は約13万あります(※2)。
イメージしやすいであろうコンビニの店舗数と比較すると、
2017年7月時点で55,931。
コンビニの2倍以上とたくさんの理容室が存在していますね。
しかし、理容室の数は19986年をピークに減少を続けており、
90年代半ばに若干増加したものの、
カリスマ美容師ブームが起きた98年頃からは再び減少に転じました。
・美容室を利用する男性の増加
大学生デビューという言葉もあるように、
美容室でパーマやカラーを楽しむ男子学生は多くいます。
流行のヘアスタイルを求めて中高生も珍しくはないと思います。
つまり、男性全体でみると
美容室を利用する男性の割合は年々増加します。
※2…エコノミックスニュース:
「1000円カットで単価下落の理容室、厳しい現状」より(2014年)
※3…日本フランチャイズチェーン協会:
「コンビニエンスストア統計調査月報」より(2021年)
▶美容室と理容室の違い
同じように髪の毛を切ったり染めたりと、
客観的に見るとやっている事はそれほど大きな違いはありませんよね?
まず、根本的に違うところは<資格>です。
同じ国家資格ではありますが、
★美容師:美容師免許
★理容師:理容師免許
と名前通りの資格になります。
例えば、美容師免許を持っている美容師は
美容室・ヘアサロンで働けますが、理容室では働けません。
もちろん理容師免許を持っている理容師は理容室では働けますが、
美容室・ヘアサロンでは働けません。
そして、施術面での大きな違いは
理容師のみ、カミソリを使った顔そりを施術することができるのです。
美容師、理容師はそれぞれ“美容師法”と“理容師法”にて
定められている業務範囲のもとで施術やサービスを提供しています。
それぞれの法の定義はこちらです。
[美容]
美容とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、
容姿を美しくすることをいう。
( 美容師法第2条1項 )
[理容]
理容とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、
容姿を整えることをいう。
( 理容師法第1条2項 )
一言で言うならば、美容室は容姿を美しくするところで、
理容室は容姿を整えるところということです。
▶美容師はデザイン力、理容師は技術力が強み
美容師は、技術に加え“感性”や“センス”を加えることに長けています。
人によって違う骨格それぞれに似合うよう
豊富なデザインから選んで作ることや、
長さを残して毛先をデザインするなど、
お客様のちょっとしたこだわりやニュアンスを
髪型にデザインすることを得意としています。
それに対して理容師は、
まっすぐ切ることや正確に長さを切りそろえること、
刈り上げスタイルなどの面を綺麗に見せるなど、
“高度なカット技術”が要求され、それに長けています。
カチっとしたスタイルやバーバースタイルを得意としています。
最近では、
刈り上げスタイルやカチッとしたバーバースタイルの人気もあり、
おしゃれな理容室や男性専用美容室・ヘアサロンも増えてきました。
▶オトナの男性が美容室を利用するメリット
美容室のメリットでもある魅力は、
美容師の長けたデザイン力を提供してもらえることだと思います。
毎回同じ髪型というのは楽ですよね。
ただ、時にはイメージを変えたいことありませんか?
一度きりの人生ですし、
<新たな自分>を見つけるというのも楽しいですよね?
髪型は外見の第一印象に大きく関わる部分でもありますし、
清潔感にも直結しているのではないかと思うのです。
そのようなことは自分自身で気づかない部分も多いので、
プロである美容師に提案してもらえることは
大きなメリットとも言えます。
また、最近ではこれまでの一般的なスーツスタイルに縛られない
カジュアルスーツでお仕事をされる方も増えているので、
カチッとしたヘアスタイルでないものが流行ることも多いです。
流行のものを提供してもらえるのもメリットですよね。
そして、このような髪の悩みを抱えている男性はいませんか?
★ハリコシがなくなった
★ボリュームがなくなった
★白髪が出てきた
こ年齢を重ねるとどうしても避けては通れない悩みでもありますが、
この悩みでさえもうまくデザインとして髪型に落とし込むこと技術は
美容師が長けているのではないかなと思います。
美容室と理容室のそれぞれの違いやメリットを理解した上で、
目的に応じて使い分けをすると生活の質は上がること間違いなしです。
美容室・ヘアサロンに抵抗のあった方やまだ利用したことがない方、
是非一度利用してみてはいかがでしょうか?