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【ブログ】悩む事はありませんか?スタイリング剤の基礎知識と選び方

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

 

~目次~

スタイリング剤とは?

スタイリング剤の種類:①ベース剤

スタイリング剤の種類:②プロセス剤

スタイリング剤の種類:③フィニッシング剤

失敗しないスタイリング剤の選び方とは?

ネット購入で注意すべきこと

美容室に行くと、仕上げの<スタイリング>のときに
ワックスやスプレーなどをどうやって使うかという話を
必ず聞くと思います。

 

まず、この過程を怠る美容師はおそらくいないでしょう。
なぜなら、このスタイリングの仕方の話の中には
「あなたのヘアスタイルには、どんなスタイリング剤を選ぶといいか」
というとても重要な内容も含まれているからです。
このアドバイスをきちんと聞くのか、聞かないのかによって
次に美容室に来店するまでヘアスタイルが保てるのか、
保てないのかが決まってしまいます。
「スタイリング剤を売りたいのかな?」と思う方もいるみたいですが、
そうではありません。
あなたのヘアスタイルを保つために必要だから話していることでしょう。

 


▶スタイリング剤とは?


 

そもそもスタイリング剤とはどういうものなのでしょうか。
スタイリング剤とは、
ヘアスタイルを作るときに必要な商品すべてのことを指します。
さらにスタイリング剤は以下の3種類に分けることができます。
<ベース剤>:ヘアスタイルを作りやすくするために使う
<プロセス剤>:ヘアスタイルを作るために使う
<フィニッシング剤>:ヘアスタイル維持のために使う
ベース剤には、髪質を整える流さないタイプのトリートメントや、
ヘアアイロン前に使うスプレーなどがあります。
プロセス剤には、ワックス、ジェル、ムース、グリースなど。
フィニッシング剤は仕上げに使うスプレーのことを指します。

 


▶スタイリング剤の種類:①ベース剤


 

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

美容室で施術したり、
お風呂でシャンプーの後に使ったりするものではなく、
ホームケア用の流さないタイプのトリートメントのことです。
主にドライヤーで髪を乾かす前や、スタイリングをする前につけます。
髪の水分量や必要な栄養素を補い、
手触りを改善して滑らかに柔らかくしてくれます。
最近では、ドライヤーの熱を利用してより栄養素が
髪の中にしっかり入っていくように計算されて作られています。
さらさらに仕上がるものから、
しっとり重く仕上がるものまでたくさんの種類があります。

 

1)トリートメント

[スプレー・ミスト系]
軽い使い心地で、サラッとまとまるタイプです。
髪の細い人やボリュームは残したい方と相性が良いです。
手につかないので、敏感肌の方でも使いやすく、
また、朝起きたときの寝ぐせ直しとして毛先に使うこともできます。

 

[クリーム系]
髪を柔らかくして、ボリュームを抑えてくれます。
オーソドックスに様々な悩みに対応するタイプなので人気も高いです。
髪の栄養を補う目的で作られていることが多く、
ダメージヘアを改善したいときにおすすめです。

 

[オイル系]
どのタイプのトリートメントよりも重く仕上がるので、
乾燥している髪やダメージでギシギシした手触りを改善してくれます。
きれいにツヤが出るので、
乾燥してパサパサに見られがちなくせ毛の方におすすめです。
また、最近ではオーガニックなどの
天然志向の方向けの商品も人気です。

 

2)ヘアアイロン用ベース剤

ヘアアイロンを使ってカールやストレートにする前につけるので、
ヘアアイロンの高熱から髪を守ってくれる成分と、
時間が経ってもスタイルが崩れないように
水分や栄養素が調節してあります。
ぬれたままヘアアイロンをすると、髪がダメージしてしまいます。
このベース剤をつけた後は
髪を乾かす必要がある商品がほとんどなので、
注意書きをよく読んで、使うときは気をつけてくださいね。

 


▶スタイリング剤の種類:②プロセス剤


 

1)ワックス

髪を立たせたり動きをつけたり、
毛束感を作ることができるスタイリング剤です。
ヘアスタイルを作るために使うプロセス剤に分類されます。
ワックスは柔らかいタイプから固いタイプまで種類がとても豊富で、
さまざまな質感や用途に分かれます。
紫外線、埃、静電気から髪を守ってくれる成分が入っているタイプや、
髪や肌に優しいオーガニックタイプも最近では人気が高いです。

 

[スプレータイプ]
軽いつけ心地のものが多く、さらさらのストレートヘアや、
巻いた後のフワフワなカールをキープしたい方と相性が良いです。
基本的にスプレータイプは初心者の方でも簡単に使えますが、
たまに見かける固まるスプレーワックスはつけるのが難しいため、
不器用な方や初心者の方はあまりオススメしません。

 

[乳液・ミルクタイプ]
まとまり感やツヤの欲しい方にオススメです。
ショートヘアやボブヘアなどの短めの髪の方でも、
毛先のパサつきを抑えたい長めの髪の方でも、
どちらとも相性が良いです。
特にテクニックもいらないので
ワックス初心者の人にも人気が高いです。

 

[テクスチャータイプ]
手に取るとトローンと伸びるワックスなので、クシュっとさせたり、
ふわふわカールをしっかりキープさせたりしたい方と相性が良いです。
もちろん、くせ毛を生かしたい方にも人気があります。
髪の多い方やごわつきやすいくせ毛の方には相性が良いのですが、
髪の細い方や量の少ない方にはベタッと重く感じやすいので
あまりオススメしません。

 

[マットタイプ]
ツヤがあまり出ずドライな質感に仕上がるので、
男性に人気のあるワックスです。
固い質感のものが多いので、
毛先を立たせたり流したりするのにとても向いています。
髪の少ない方もふんわり感を出すことができます。
もちろん女性でも使えますが、
ごわつきやすいので長い髪の方にはオススメしません。
また、水分量の少ないくせ毛とも相性は良くないの
で男女ともに使うときは事前のベース剤として、
流さないタイプのトリートメントをつけると
ワックスが髪に馴染みやすくなります。

 

[トリートメントタイプ]
肌の弱い方やオーガニック志向の方にも安心して使えるように
成分を厳選して作られています。
トリートメントでありながら、
ワックスとしてスタイリングもできるため一石二鳥で、
人気があり最近ではいろんなメーカーから販売されています。

 

2)ムース

泡状で出てくるスタイリング剤のことです。
主にパーマやくせ毛など、カールを出したいときに使います。
柔らかく仕上がるものから、固まるものまで種類はさまざまです。
最近では作り込みすぎないパーマの人気が出てきているため、
しっとりツヤの出るタイプが人気となっています。

 

3)ジェル

ウェットな質感に仕上げつつ、
パキっと固めてくれるので一日中崩れにくいです。
カチカチに固まるタイプのジェルはつけたすぐ後に固まり始めるので、
サッとスタイリングできるベリーショートヘア向きです。
程よく固まるタイプのジェルは、
ゆっくり固まるのでパーマヘアやミディアムヘア向きです。
カールの出したい場所をしっかり狙いながらスタイリングができます。

 

4)グリース

固まらないのですが、
しっかりとホールド力がありウェットな質感でツヤを出してくれます。
ジェルの仕上がりの質感とほとんど同じですが、
何度でも手ぐしでスタイリングをし直すことができるのがメリット。
ワックスを混ぜたりもできるので、
使いやすさから最近注目度が高くなっています。

 


▶スタイリング剤の種類:③フィニッシング剤


 

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

仕上げのスタイリングとして、スタイルをキープするために使います。
まったく固まらないものから、
しっかり固まるものまで種類はさまざまです。
最近では香りのついているものも多いので、
フレグランスとして好みに合わせて選べます。

 

1)スプレー

[ツヤ出しタイプ]
まったく固まらないタイプのスプレーです。
ツヤを出して手触りを良くしてくれます。
ストレートヘアの人に相性が良く、
消臭効果の高いものも多く学生からも人気があります。

 

[ノーマルタイプ]
程よく固めたいときに使います。
アレンジをした後や、
巻き髪をキープしたいときなど使い方は様々です。
好みの強さのスプレーを選んでスタイリングの仕上げにつけましょう。
男性へは、しっかり固まるハードスプレーが人気です。

 

[メイクタイプ]
主に夏場に見かけることの多いこのスプレーは、
日焼け止めがしっかり配合されているのが特徴です。
紫外線から髪を守ってくれるので、
ヘアカラーの色持ちやパーマの持ちを良くしてくれます。

 


▶失敗しないスタイリング剤の選び方とは?


 

失敗しないスタイリング剤選びには、実はコツがあります。
テレビや雑誌、インターネットの口コミなど、
たくさんの情報であふれています。
したがって、その中でもあなたに一番合うスタイリング剤を選ぶには、
次の3つのポイントをバランスよく考えて選ぶことが重要です。

 

・髪型のタイプ

・髪質のタイプ

・季節に合わせる

 

どれかひとつだけではなく、
なるべく3つをクリアできるスタイリング剤を選びましょう。
スタイリング剤は、違う種類を重ねて使うこともできます。
必ずしも、合うものはひとつだけとは限りません。

 

・髪型のタイプ

みなさんが一番わかりやすく選びやすいのは、
この髪型のタイプ別だと思います。
ボブやショートヘア、
巻き髪などというように髪型の名前がはっきりしているので、
インターネットや雑誌などで調べる際も
髪型に合うスタイリング剤を見つけやすいです。
男性の短髪用のワックスを
ロングヘアの女性が使うということがほとんどないように、
大きな失敗もあまりないと言えます。

 

・髪質のタイプ

難易度の高い選び方がこの髪質のタイプに合わせる選び方です。
自分で思っている髪質と、
実際プロの美容師が判断する髪質にはズレがあるかもしれません。
美容室へ行った際は担当の美容師に確認してみましょう。
ワックスだけで仕上がると思っていても、
実際はスプレーやトリートメントが必要だったりします。
髪質に合っていないスタイリング剤を使っている方は
思っている以上に多いです。
実際に使っているものを美容師に見てもらっても良いかもしれません。

 

・季節に合わせる

あまり知られていないのが、この季節に合わせるという選び方です。
季節によって湿度が高かったり乾燥したりしているので、
年中同じスタイリング剤だと
きちんとスタイルがキープできる季節とすぐ崩れる季節とで、
仕上がりがバラバラになってしまいます。
湿度が高い季節には湿気でスタイルが崩れないように
スプレーで髪の表面をコーティングしたり、
乾燥する季節はより重めに仕上がるように
オイル系のトリートメントで水分と栄養素を補ったりすることを
オススメします。

 


▶ネット購入で注意すべきこと


 

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

最近では、お買い物もインターネットで気軽にできる
時代になりました。
スタイリング剤もネット上で
驚くほど割引されて売られているのをよく目にします。
スタイリング剤は未開封のもので2〜3年以内、
開封すると半年くらいが使用期限です。
それ以上時間がたつと、本来の力が発揮されにくくなります。
ネット購入では、
使用期限が表記されているものばかりではありません。
また、実際に手元に届くまで確認ができないという点は
リスクがあるとも言えます。

 

安心・安全なのは、間違いなく店頭購入です。

 

ウェット、ふわふわ、さらさら、アレンジなど、
日によって雰囲気をガラッと変えることができるもの
スタイリングの魅力です。
服を選ぶ楽しさのように、
スタイリング剤もその日の気分によって選ぶのもいいですよね。

 

是非楽しみながら、
あなたに合うスタイリング剤を見つけてみませんか?