【ブログ】傷んだ髪の毛~原因と改善法~
~目次~
▶傷んだ髪の毛の状態とは?
▶ダメージの原因
▶改善法について
▶さらさらの美髪へ
パサパサ、チリチリ…、傷んだ髪の毛の悩みは、
ダメージの原因を知って未然に防ぐのが一番です。
今回は傷んだ髪の毛にまつわるケア方法やダメージの解決方法を
紹介します。
改善方法を知って、さらさら美髪を目指しましょう!
▶傷んだ髪の毛の状態とは?
“キューティクルが剥がれ、水分や栄養分が足りない状態”です。
パサパサ、チリチリといった髪の傷みは本当に嫌ですよね。
これを解決するには、
髪の毛について勉強をすることから始めましょう。
まず、髪の毛は以下の3つの層からできています。
★中心:メデュラ
★中層:コルテックス
★外層:キューティクル
髪の約85~90%を占めるコルテックスは、
主にタンパク質からなっており、
たくさんの水分を含んでいます。
そして健康な髪の場合、このキューティクルが、
コルテックスのタンパク質や水分を守る働きをしています。
しかし、何らかの原因でキューティクルが剥がれたりめくれたりすると、
コルテックスにあるタンパク質や水分が流出して、髪が乾いた状態に。
さらに、通常うろこ状に重なり合うキューティクルが傷ついてしまうと、
形状が乱れて、見た目も髪のツヤがない状態になってしまいます。
すなわち、傷んだ髪は、
キューティクルが正常ではないため起こる問題なのです。
▶ダメージの原因
髪は爪と同じく、既に死んでしまった細胞です。
もちろん自分で修復する機能はありません。
そのため、一度痛んだ髪を元に戻すことは不可能です。
ただし、傷つくスピードを遅らせたり、
なるべく傷めないように工夫したりすることはできます。
よくある傷んだ髪の毛の原因をまとめました。
1)シャンプーでゴシゴシ洗ってしまう
シャンプーは、髪を清潔に保つために必要不可欠です。
しかし、洗い方によっては、髪を傷める原因になってしまいます。
実は髪の毛のキューティクルは、濡れると開く性質を持っています。
キューティクルが開いた状態で髪をゴシゴシ洗うと、
傷ついて傷む原因に。
シャンプーは手のひらで泡立てた上で髪に乗せて、
地肌を揉みこむように洗いましょう。
シャンプーの泡は、髪と髪の摩擦を防ぐ役割も果たしています。
髪を洗い終わったら、
シャンプーが残らないよう十分にすすぐのも大切です。
最後に、トリートメントなどで髪をいたわってあげると更に良いです。
2)髪を自然乾燥させてしまう
面倒だからと、髪を乾かさずに、自然乾燥させている方はいませんか?
濡れたままの髪を放置していると、
髪に必要なタンパク質や水分がどんどん失われてしまいます。
また、髪が濡れたままで寝てしまうと、
枕などとの摩擦によって髪が傷んでしまいます。
髪に水分が残っていると、
雑菌が繁殖して“かゆみ”や“におい”が発生する原因にも。
シャンプーしたら、きちんと乾かすことが大切です。
3)ドライヤーやアイロンなどの熱ダメージ
キューティクルは、熱にも弱い性質を持っています。
自然乾燥もしくはドライヤー、どちらがいいのでしょうか。
結論から言えば、ドライヤーです。
なぜなら、自然乾燥による摩擦などのほうが、
ドライヤーによる熱に比べて髪へのダメージが大きいからです。
タオルドライで水分を吸収させた髪を、
ドライヤーで乾かしていきましょう。
髪とドライヤーの距離を10~15cm程度に維持しながら、
短時間で髪を乾かしていきます。
根元を中心にドライヤーをあてると乾きやすくなります。
またアイロンやコテも髪を傷める原因に。
アイロンやコテをする際は、髪が乾いた状態で行いましょう。
ダメージを与えすぎないように、
1ヶ所にアイロンをあて続けるのはNGです。
4)複数回カラーやブリーチをする
カラーリングやブリーチも、髪を傷める原因になります。
髪の約90%を占めるコルテックスには、
メラニン色素が含まれています。
このメラニン色素によって髪の毛の色が決まっているのですが、
カラーリングやブリーチは、
メラニン色素を染めたり分解したりすることで、
髪の色を変化させていくのです。
そして、コルテックスまで浸透させるため、
カラー剤やブリーチにはキューティクルを剥がす薬剤が含まれています。
キューティクルが剥がれるということは、
髪が傷んでしまうということです。
しかしながら、ヘアカラーでおしゃれを楽しみたいのも事実ですよね。
美容師さんと相談しながら、
カラーリングの頻度を抑えたり、トリートメントで保護したりしながら、
程良いバランスで髪色を楽しむのが良いでしょう。
▶改善法について
髪のダメージを軽減し、サラサラツヤツヤな髪に導いてくれる、
以下4つの改善法を紹介したいと思います。
・トリートメントで髪に水分と栄養分を与える
・ヘアオイルやスタイリング剤で髪を守る
・正しい方法で毎日ブラッシングする
・傷んだ髪をカットする
・トリートメントで髪に水分と栄養分を与える
一度傷ついてしまった髪ですが、あとからのケアでも、
表面にツヤや潤いを取り戻すことはできます。
まずはヘアトリートメントやヘアマスクで、
しっかり保湿をすることが大切です。
失われたタンパク質や水分を補給し、
チリチリ・パサパサした髪に潤いやツヤを戻しましょう。
サロンでカラーリングやパーマを施術したときには、
トリートメントもあわせてオーダーすると良いですね。
・ヘアオイルやスタイリング剤で髪を守る
乾燥や熱ダメージから髪を守りたいときは、
ヘアオイルなどで髪をコーティングしましょう。
補修成分が入ったヘアオイルなら、
ドライヤーやアイロンの熱ダメージを軽減できるのでオススメです。
またヘアオイルなどは普段のスタイリング剤としても
使えるアイテムです。ケアだけでなく、
毎日のおしゃれを楽しむために持っておくと良いでしょう。
・正しい方法で毎日ブラッシングする
髪のケアは、<ブラシ選び>から。
静電気はキューティクルの大敵です。
静電気を起こしやすいナイロン製のブラシは髪の毛を乾燥させ、
パサパサ髪にしてしまうことがあります。
髪への負担を少なくしたいのであれば、
専門店にある天然毛や木製のものを探してみましょう。
また、“無理矢理とかす”はNGです。
寝起きに髪が絡まって、強引にとかしていませんか?
髪が絡まっている=乾燥していることが多いのです。
まずは寝ぐせ直しのために、
★全体に水をつける
★寝ぐせ直しのウォーターを使用する
などしてから、やさしくブラッシングしましょう。
毎日のケアが、髪のダメージが加速するのを防いでくれます。
・傷んだ髪をカットする
一度痛んだ髪の毛は、もう元には戻りません。
それならば思い切って髪をカットして、
新しく生えてきた髪を大切に保護しながら、
改めて伸ばすというのもオススメです。
そして、せっかく髪をカットするのであれば、
思い切ってイメチェンするのも楽しいかもしれませんね。
▶さらさらの美髪へ
髪の毛を美しく保つポイントは、
キューティクルを傷つけないことです。
毎日のお手入れに注意しつつ、もしも髪が傷んでしまったら、
その部分をカットで解決してしまうのも
髪の傷みとサヨナラする手段です。
ダメージの原因を知った上で、改善法を実践し、
さらさらの<美髪>を手に入れましょう。