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【ブログ】ヘアカラーによるアレルギーを知っていますか?

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

 

~目次~

ヘアカラーアレルギーとは?

ジアミンとアレルギーの関係

ヘアカラーアレルギーを発症しやすい方とは?

ヘアカラーアレルギーを発症した際の対処法

そもそもヘアカラーは安全なのか?

アレルギー発症するとヘアカラーはできない?

美容室・ヘアサロン等でアレルギーを防ぐには

 

おしゃれ染めのヘアカラーから白髪染めまで、
ヘアカラーには様々な種類があります。
お気に入りの髪色を維持するために、
カラーリングを繰り返していると、
かぶれてしまった経験はありませんか?
実は、ヘアカラーリング剤(永久染毛剤)によって、
突然アレルギーを引き起こす原因になる可能性があるので
注意が必要です。

 

今回は、美容室・ヘアサロンや自宅で髪を染める際に
気を付けなければならないアレルギーについてお話しします。

 


▶ヘアカラーアレルギーとは?


 

ヘアカラー(永久染毛剤)に含まれる有効成分“酸化染料”によって
アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
この、ヘアカラーをしてアレルギー反応を起こすことを
<ヘアカラーアレルギー>といいます。
ヘアカラーアレルギーの主な症状は、髪を染めた後に
頭皮や顔に発疹、かぶれ、かゆみ、赤み、腫れなどが出ることです。

 

ヘアカラーによるアレルギー反応は、
髪を染めた後から約6時間経過までに症状が現れます。
ヘアカラーアレルギーを発症する方はごく少数ですが、
何度もヘアカラー・白髪染めを繰り返していると、
発症するリスクは十分にあるため注意が必要です。
また、症状が軽い場合は、
気付かずに症状が悪化してしまうケースもあるので要注意です。
そして、重症化するとアナフィラキシーショックを起こすため、
呼吸困難といった命の危険もあります。

 

遅延型アレルギーや即時型アレルギーにも要注意

[遅延型アレルギー]
髪を染めた後から約12時間経過までに遅れて症状が現れます。

 

[即時型アレルギー]
髪を染めた後に突然、全身のじんましんや呼吸困難を起こします。
すぐに反応が見られる場合は危険な可能性が高いです。

 


▶ジアミンとアレルギーの関係


 

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

ヘアカラーや白髪染めでへアカラーアレルギーを
発症するメカニズムは明確には判明されていません。
ヘアカラーアレルギーは他のアレルギー症状と同様に、
身体の免疫システムが過敏に反応することで発症します。
原因のひとつに<ジアミン>という成分があり、
ヘアカラー剤や白髪染めに含まれています。
薬局やドラッグストアなどで販売されているものだけでなく、
美容室・ヘアサロン等のものにもほとんど含まれています。
何度もヘアカラーや白髪染めを繰り返していると、
頭膚にジアミンが触れる回数が多くなります。
頭皮とジアミンが触れる回数が多くなると、
ヘアカラーアレルギーを引き起こす可能性が高くなるのです。

 


▶ヘアカラーアレルギーを発症しやすい方とは?


 

ヘアカラーアレルギーは他のアレルギーと同様に、
完治することは難しいです。
原因となる物質に触れる度に体内に溜まっていき、
一定の量を超えると発症するという仕組みです。
この量にはもちろん個人差があります。

 

以下に当てはまる方は、
ヘアカラー(永久染毛剤)の使用は避けましょう。
★過去にヘアカラーでかぶれたことのある
★ヘアカラー中または直後にかゆみ・発疹・蕁麻疹が出たことがある
★息苦しさ・めまい・体調不良を引き起こしたことがある
★頭皮、頭、顔、首筋に湿疹・傷・皮膚病がある
★妊娠中、生理中、腎臓病・血液疾患の既往症がある
★皮膚アレルギー試験(パッチテスト)で赤くなった経験がある
これまでヘアカラー後に一度でも
かぶれ・かゆみを経験したことがある方は、
アレルギーを引き起こしやすいと言えます。
過去にヘアカラーアレルギーの症状やかぶれた経験がなくても、
ある日突然引き起こすこともあります。

 

子どものヘアカラーはアレルギーになりやすい?

近年は、子どもも気軽にヘアカラーを楽しむことが増えており、
オシャレ染めを繰り返しているということも少なくありません。
ただし、子どもの皮膚は大人の皮膚と比較して未熟なため、
原因となる化学物質の影響を受けやすいので要注意です。
頭皮になるべく負担をかけないように、
ヘアカラーやブリーチを繰り返し行うことは避けましょう。

 


▶ヘアカラーアレルギーを発症した際の対処法


 

万が一、ヘアカラー(永久染毛剤)を使って、
かゆみ、赤み、痛みなどのヘアカラーアレルギーを発症した場合、
すぐに使用を止めてください。
ヘアカラーや白髪染めをする度にかゆみやかぶれが起きる場合は、
ジアミンによって皮膚のアレルギー症状が起きる可能性が高いです。
この場合は、一般的に市販されている“アルカリ性カラー剤”による
カラーリングを止めましょう。
アルカリ性カラー剤にはファッションカラーや白髪染めに関わらず、
“ジアミン”が配合されています。

 

ヘアカラーや白髪染めでアレルギー症状が見られ場合は、
必要に応じて医療機関を受診しましょう。
この際、医師にヘアカラー剤の成分表を見せることをおススメします。

 


▶そもそもヘアカラーは安全なのか?


 

美容室 ヘアカラー専門店 美容師 白髪染め 宮崎

ヘアカラーはファッションヘアカラーや白髪染めなど、
髪の毛を染めること全般を言います。
ヘアカラー製品は“薬事法”によって法規定されています。
ヘアカラーは薬剤でカラーを着色させるため、
頭皮や髪への負担が大きく、
誰でもヘアカラーアレルギーを発症するリスクはあります。

 

ただ、日頃しっかりと注意をして向き合っていれば
安全に楽しむことはできるでしょう。
そのためにも、プロである美容師に染めてもらうことがオススメです。

 


▶アレルギー発症するとヘアカラーはできない?


 

結論から言えば、ヘアカラー剤を厳選することで、
ヘアカラーや白髪染めを楽しむことができます。
多くのヘアカラー剤・白髪染めにはジアミンが含まれていますが、
ジアミン不使用のヘアカラー
<ノンジアミンカラー>が増えてきています。
ノンジアミンカラーは頭皮への刺激が少ないマイルドな処方のため、
ヘアカラーアレルギー対策にもなります。

 

その他にも、
★ヘアマニキュア
★カラートリートメント(塩基性カラー)
★100%天然ヘナカラー
を選ぶ方法もあります。
過去にヘアカラーアレルギーを発症した方や敏感肌の方も、
安心して使用できるかと思います。

 


美容室・ヘアサロン等でアレルギーを防ぐには


 

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頭皮保護剤を使用する

美容室・ヘアサロン等では、
カラー剤が直接皮膚に触れることを防ぐため、
カラー剤を塗る前に頭皮保護剤(クリームまたはオイル)を塗ります。

 

過去にヘアカラー・白髪染めでかぶれたことがある方は特に、
セルフカラーよりも美容室・ヘアサロンでの施術をおススメします。
セルフでは根元になるべくカラー剤を付けないということは難しく、
プロである美容師の施術にはもちろん及びません。
施術前にしっかりカウンセリングを行うため、
ヘアカラーアレルギーの相談もできます。
美容師にこれまでの症状などを事前に伝えておくことが大切です。
そして、ヘアカラーを専門に提供しているような店舗は、
より多くの経験とノウハウを持っているため、特にオススメします。

 

しっかりと向き合って、安全にヘアカラーを楽しみませんか?