【ブログ】頭皮にも化粧水は必要?頭皮用化粧水について
~目次~
▶頭皮が乾燥する原因
▶頭皮の乾燥で起こるトラブル
▶化粧水の働き
▶頭皮用化粧水を選ぶポイント
▶頭皮用化粧水の使い方
▶さいごに
顔や体のお手入れとして、化粧水を使っている人は多いはずです。
しかし、頭皮には特に化粧水のようなものは
使っていないという人も多いかもしれません。
実は、頭皮に対しては専用の頭皮用化粧水が販売されており、
頭皮のケア方法のひとつなのです。
そこで、今回は頭皮用化粧水の選び方や使い方について
お話をしたいと思います。
▶頭皮が乾燥する原因
頭皮が乾燥してしまう原因はいくつかあります。
そのひとつが、洗浄力の強いシャンプーを使うことです。
シャンプーには石油系界面活性剤を使った
高級アルコール系のものや、
アミノ酸系のものがあります。
アミノ酸系のシャンプーよりも石油系界面活性剤を使った
シャンプーの方が洗浄力は強く、
なかには特に気にせず使っている人もいるかもしれません。
しかし、あまり洗浄力の強いシャンプーを使っていると、
汚れや余分な皮脂だけではなく、
本来は体に必要な皮脂までも奪われてしまうことがあります。
パーマやカラーリングなども髪や頭皮にかかる負担が大きく、
必要な皮脂が奪われる原因のひとつです。
直接髪に使用するもの以外にも、
エアコンや紫外線などの外的要因で
頭皮が乾燥することもあります。
特に紫外線が強くなる5~8月ごろまでは、
しっかり紫外線対策をすることが必要です。
また、空気が乾燥する冬場だけではなく、
エアコンが効いた室内にいることが多い夏場も
乾燥に注意しなければなりません。
さらに、睡眠不足や栄養不足などライフスタイルの乱れでも、
バランスが崩れて頭皮の乾燥につながることがあります。
▶頭皮の乾燥で起こるトラブル
頭皮が乾燥すると、さまざまなトラブルが発生します。
たとえばフケです。
頭皮が乾燥することによって水分が少なくなり、
表皮細胞が剥がれ落ちてフケになります。
もちろん、正常なターンオーバーでも表皮細胞は剥がれ落ち、
ある程度のフケは出ます。
しかし、過剰なフケが発生しているときは、
それだけ乾燥して表皮細胞が多く剥がれているわけですから、
頭皮は外部の刺激に敏感な状態です。
また、乾燥すると頭皮のバリア機能も弱まりかゆみが出ます。
バリア機能が低下するとやはり外部の刺激に
敏感になりやすいからです。
さらに、頭皮には毛細血管が張り巡らされているものの、
乾燥すると水分不足になり、血行不良に陥ります。
本来は、血流に乗って栄養分が髪にまで届きますが、
血行不良だと髪まで必要な栄養分が行き渡りません。
その結果、抜け毛が生じてしまいます。
▶化粧水の働き
お肌の手入れをするとき、
必ずといっていいほど使われているのが化粧水です。
化粧水には保湿成分が含まれているため、
肌に潤いを与え、乾燥から肌を保護する働きがあります。
また、肌の表面を整えて、
なめらかに保つ働きがあるのも化粧水です。
以上のような保湿や肌を整える効果を発揮するのは
なにも顔や体だけではありません。
頭皮にも化粧品を使うと、頭皮ケアをすることができます。
▶頭皮用化粧水を選ぶポイント
①保湿成分
頭皮用化粧水を選ぶときのポイントとして、
まず注目するべきなのは含まれている保湿成分です。
保湿成分の含まれた化粧水を頭皮ケアに使うと、
フケやかゆみ、抜け毛などを引き起こす乾燥から
頭皮を守ってくれます。
化粧水によく含まれている保湿成分は、
コラーゲンやヒアルロン酸、セラミド、
植物エキスなどです。
そのうち、タンパク質の一種であるコラーゲンは、
肌の弾力やハリを保つのに必要な成分で、
保湿成分としても化粧品によく含まれています。
ヒアルロン酸は保水性が高い成分で、
肌の水分保持には欠かせない成分です。
そして、セラミドは肌のバリア機能を助けてくれる
成分として、化粧水に使用されていることが多いです。
ほかにも化粧水には、保湿に効果があるといわれる、
さまざまな植物由来の美容成分も入っています。
②その他の成分
頭皮用化粧水を選ぶとき、
乾燥以外に悩んでいることがあれば、
保湿成分に加えて、それぞれの悩みに効果的な成分が
含まれているのかチェックすることがポイントです。
頭皮用化粧水を選ぶ際、
乾燥が進んでフケやかゆみに悩んでいるのなら、
頭皮の炎症を抑えてくれる成分や抗菌成分が
含まれたものを選びましょう。
ただし、あまりにもフケやかゆみが酷い場合は、
皮膚科を受診したほうがいいかもしれません。
一方、抜け毛や薄毛が気になるときは、
頭皮環境を高めてくれる化粧水や育毛タイプのものを
選ぶのがポイントです。
頭皮は紫外線やストレス、生活習慣の乱れなどで、
働きが弱まり、抜け毛が増えることもあります。
頭皮を正常な状態に戻すことができれば、
悩みとなっている症状ももとに戻る可能性があります。
そ5のため、頭皮に働きかけてくれたり、
ターンオーバーを正常に戻してくれたり、
栄養補給をサポートしてくれたりする成分に注目して
選んでみましょう。
③テクスチャーや香り
頭皮用化粧水選ぶポイントしては、
ほかにテクスチャーや香りも注目です。
サラサラで水のようなテクスチャーのものもあれば、
とろみの強いものもあります。
顔などに比べると頭皮は自分で化粧水を塗りづらいため、
場合によってはとろみのある化粧水のほうが
液だれしにくく、使いやすいです。
ただ、朝に使う場合は、ベタつきが少ないさっぱりした
サラサラタイプのほうが夜まで快適に過ごせるでしょう。
ほかにも、スプレータイプならば、
頭皮にまんべんなく吹きかけて手軽に使うことができます。
また、化粧水は無香料のタイプもあるものの、
商品によってさまざまな香料が使われているため、
香りもチェックするポイントです。
香りには癒しの効果もあります。
毎日使うものですから、
自分好みの香りの化粧水を使うことで心地よさを感じ、
リラックスすることもできるでしょう。
テクスチャーも香りも、
自分が心地よいと思うものなら使い続けやすいため、
選ぶときにチェックすることが大切です。
▶頭皮用化粧水の使い方
普段の生活のなかで朝に洗顔したあとや夜のお風呂上りに、
顔に化粧水を塗っている人は多いはずです。
頭皮用化粧水を塗るタイミングとしても、
顔に化粧水を塗るときと一緒に行ってしまえば
手間もかかりません。
スプレータイプの頭皮化粧水ならば頭皮に直接スプレーし、
それ以外の化粧水は手に適量を取って
頭皮に馴染ませるようにします。
その後、指の腹を使って優しくマッサージすると
なお良いでしょう。
シャンプー後などでドライヤーを使う場合は、
乾かした後に化粧水を使うと、
また頭皮や髪の毛をぬらしてしまうことになります。
そのため、ドライヤーをかける前の
タオルドライ後に使ったほうが効率的です。
▶さいごに
頭皮用化粧水を使うと乾燥を防ぎ、
頭皮を健やかに保つことができます。
頭皮が健康であれば、フケやかゆみ、
抜け毛などの悩みも減らすことができるでしょう。
また、好きな香りの化粧水を選ぶことで
癒しの効果を得られることもあります。
きちんとケアをして健康な頭皮を目指しましょう。