【ブログ】あなたの毛穴はどうですか?~原因と対策方法~
~目次~
▶毛穴の開きのさまざまな原因について
▶毛穴の開きにはどんな対策が効果的?
▶まとめ
肌の悩みで、常に上位にあがるのが“毛穴の開き”。
「赤ちゃんのようなつるんとした毛穴レスの肌に!」
という声も耳にします。
毛穴の開きを目立たなくしたいと思ったら、
まずは毛穴の機能や役割を知った上で、
自分の肌に合った毛穴ケアを始めることが大切です。
間違った毛穴ケアは、
毛穴の開きをより悪化させる要因となるので注意しましょう。
▶毛穴の開きのさまざまな原因について
ボディと比べて皮脂腺が大きく発達している顔の毛穴は、
どうしても目立ちやすいものです。
鏡に映った鼻や頰の毛穴の開きに、
がく然としてしまった方もいるのではないでしょうか。
毛穴が開く原因は、肌の乾燥や過剰な皮脂分泌、
紫外線、食生活、加齢、ストレスなどさまざまです。
毛穴が開く原因を肌質別・部位別・年代別に
お話ししたいと思います。
肌質別にみる毛穴の開きの原因と理由
[乾燥肌]
お肌の水分が足りない状態が続くと、
カサカサして角質層が厚くなり、
肌表面がゴワゴワして硬くなっていきます。
さらに肌の潤いを保つバリア機能が損なわれ、
肌は砂漠のような乾燥状態になり、
肌のキメが乱れ、毛穴が目立ってくるのです。
[脂性肌]
オイリー肌とも呼ばれる脂性肌タイプは、
生まれつき皮脂腺が大きく毛穴の開きが
目立ちやすいといわれています。
毛穴の奥の皮脂腺から排出される皮脂は、
肌の潤いをキープする大切な役割を担っていますが、
皮脂量が過剰に増えると皮脂腺の出口が
大きくなってしまうため毛穴が目立ってしまうのです。
また思春期にあたる10代は、
男性ホルモンの影響から皮脂腺の分泌が活発になりやすく、
脂性肌に傾きやすい状態にあります。
[敏感肌]
不規則な生活やストレス、
季節の変わり目などでホルモンバランスが崩れると、
肌が敏感に傾き、毛穴の開きが目立ってくることもあります。
肌が敏感になると、抵抗力が低下して
乾燥やニキビなどさまざまな症状が起こりやすいのです。
不安定な肌状態が続くことで潤いが不足すると、
毛穴の開きも目立ってきてしまいます。
[ニキビ肌]
皮脂腺が活発なためニキビができやすく、
脂性肌と乾燥肌の両方の症状を持ち合わせた
オイリードライ肌の中には、
“大人のニキビ”に悩む方も増えています。
炎症しているニキビを無理やりつぶすと
その部分の炎症が悪化し、クレーター状になって
毛穴が開いたままの状態になってしまうことも。
開いた部分に汚れや皮脂がたまると
毛穴がより目立ってしまいます。
部位別にみる毛穴の開き
[頰]
頰に多く見られるしずくのように垂れ下がった毛穴は、
主に加齢によって引き起こされる
“たるみ毛穴”と呼ばれるものです。
肌の土台となる真皮のコラーゲンやエラスチンが
老化によって減少すると、毛穴が下へ広がるのです。
このようなたるみ毛穴は、
適切なスキンケアを早めに行うことが大切です。
[鼻・眉間・おでこ]
皮脂腺から排出される皮脂と古い角質が混ざり合い、
角栓となって毛穴に詰まった状態を
“詰まり毛穴”と呼びます。
主に皮脂の分泌が過剰になりやすいTゾーンに現れやすく、
肌表面がザラザラしています。
毛穴を詰まらせないようにするには、
毎日のクレンジングと洗顔が基本です。
また、手軽さやよく取れるという理由から
“貼ってはがすタイプの毛穴パック”を
取り入れる方も多いのですが、
皮膚への刺激が強いので、使いすぎると毛穴がより
広がってしまうこともあるので注意しましょう。
使用する場合は、
1〜2週間に1回くらいを目安にするのがおすすめです。
年代別にみる毛穴の開き
[10代〜]
皮脂腺が活発でオイリー気味の10代の肌は、
ニキビができやすく毛穴も開きやすい状態です。
炎症を起こしているニキビをむやみにつぶすと、
ニキビ跡が残ってしまうことがあるので、
気になる場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
[20代]
10代ほどではないけれど、
まだまだ皮脂量が多い20代の肌は、
食生活の乱れやストレスなどでアゴのあたりに
“大人のニキビ”ができやすいのが特徴です。
また、メイクや汚れ、余分な皮脂が肌に残り、
角栓となって毛穴の中に詰まった“詰まり毛穴”を
起こすことが多いのもこの世代といわれています。
さらに毛穴の汚れを気にしすぎて
洗顔時に肌をゴシゴシこすって乾燥肌に陥ったり、
睡眠不足やダイエットなどで肌が不安定に傾いたりと、
さまざまな肌トラブルに悩まされる時期でもあります。
[30代〜40代]
お肌の初期老化は、
20代後半くらいから徐々に忍び寄ってきます。
30〜40代は本格的なエイジングケア
(年齢に応じたお手入れ)を取り入れ始める時期です。
20代から悩んでいた“毛穴の詰まり”に加え、
加齢によって肌の弾力が徐々に失われていきます。
毛穴が広がる“たるみ毛穴”が
悩みの種と感じている方も多いでしょう。
これ以上老化を加速させないためには、
ハリや弾力をキープするエイジングケアを積極的に行い、
生活習慣も見直してみましょう。
▶毛穴の開きにはどんな対策が効果的?
毛穴とは、いわゆる“くぼみ”のことです。
そのくぼみに汚れがたまらないよう、
また広がらないようにするには、
毎日の正しいスキンケアがポイントになります。
1) クレンジング&洗顔をきちんと行う
毛穴の開きが気になる…と言いながら、
クレンジングや洗顔を怠っている方はいませんか?
メイクや汚れが肌に残っていると、
それが皮脂や古い角質と混ざり合って
毛穴の中に蓄積していきます。
それが“詰まり毛穴”となり、そのまま放置していると
ブツブツとした黒ずみ毛穴が目立つようになります。
毎日分泌される皮脂とその日の汚れを
きちんと洗い落とすクレンジング&洗顔は、
毛穴ケアの基本中の基本です。
ゴシゴシこすらず丁寧に、
ぬるま湯で汚れを優しく洗い流して、
皮膚を刺激しないようにします。
クレンジング前にホットタオルで肌を温めておくと、
スチーム効果で皮膚が柔らかくなり毛穴の汚れが
落ちやすくなるので是非おためしください。
肌のザラつきが気になる時は、
スペシャルケアとして古い角質を穏やかに落とす
酵素洗顔やクレイマスク、ピーリング美容液などを
プラスしてみてはいかがでしょう。
ただし、やりすぎは肌への刺激になるので
ほどほどに行うのが肝心です。
2) 保湿ケアを徹底する
洗顔後の肌は毛穴が開いて無防備な状態です。
化粧水で毛穴をキュッと引き締めながら
みずみずしい潤いを与え、乳液やクリームで
必要な油分を補うことを忘れないようにしましょう。
基本の保湿ケアは、
化粧水→美容液→乳液→クリームです。
ただしブランドやアイテムによって
使用順が異なる場合があるので確認しましょう。
化粧水はコットン派、素手派と分かれますが、
基本は適量を顔全体にくまなくなじませること。
乳液やクリームなどの保湿化粧品を塗る時は、
顔の中心から外側へ、肌を刺激しないよう
優しくつけるのがポイントです。
3) ライフスタイルを見直して体の中から毛穴ケア
不規則な生活、無理なダイエット、喫煙などは、
ホルモンバランスを崩してしまい、
肌状態が不安定になりやすく
毛穴の開きが悪化する原因になります。
無防備な日焼けも肌のハリや弾力にダメージを与え、
“たるみ毛穴”を引き起こすので注意が必要です。
ストレスをためず、栄養をしっかり摂り、
適度な運動をプラスして、
体の中からケアする生活習慣を身につけましょう。
▶まとめ
毛穴の開きを気にする方は多いですが、
毛穴はもともと“くぼみ”なので、
何も詰まっていない毛穴でも影ができて目立って見えます。
毛穴は皮脂を生み出す大切な器官なので、
悪者扱いせず、正しいスキンケアと
心地よいライフスタイルを実践しながら、
適切な毛穴対策を行っていきましょう。