【ブログ】パーマ~そもそも、パーマとは?~
~目次~
▶パーマとは?予算は?
▶パーマの魅力とは?
▶パーマにも種類がある
▶“コールドパーマ”と“ホットパーマ”
▶パーマの持ちについて
▶さいごに
「パーマに挑戦したいけど、何が違うのかよく分からない」
という方も多いでしょう。
そんな、パーマに挑戦したいあなたへ
「そもそもパーマってどういうもの?」という基礎知識から、
各パーマメニューの特徴、そしてレングス別に
パーマスタイルのサンプルヘアカタログをお届けします。
▶パーマとは?予算は?
パーマとは、薬液を用いて髪の毛に動きをつけたり、
くせや縮毛を伸ばしたりする施術のことです。
薬液は一般的にパーマ剤と呼ばれたりします。
パーマで髪の形状を変えたり、
くせを伸ばしたりできるのには、
パーマ剤が髪に与える影響が関係しています。
そもそも髪の毛はタンパク質のかたまりで、
複数のアミノ酸が結合した状態となっています。
この髪の毛の結合を化学反応によってほどいたり、
再結合させたりするのがパーマ剤です。
パーマ剤には1液・2液の2種類があり、
1液で髪の結合をほどき、
髪を巻くためのロッドなどで希望の形にしたあと、
2液で再び髪を結合させて形を固定するという
仕組みになっています。
そのため、コテやアイロンのセットよりも、
しっかり髪の形を変えることができる、というわけです。
気になる価格、予算ですが、
パーマの種類や使用する薬剤によって差があるものの、
カットを含めて5000円前後から2万円近くするものもあります。
▶パーマの魅力とは?
パーマの魅力は、
なんといっても楽にスタイリングが決まること。
毎朝の時短にはもちろん、
くせ毛に悩む方もくせを活かしたデザインにできるため、
「うまく髪型が決まらない」といったストレスから
あなたを解放してくれることでしょう。
また、髪を伸ばしている途中でも、
長さはそのままで雰囲気を変えることが可能に。
「コテやアイロンを使うのが苦手だけどイメチェンしたい」
という方にもおすすめです。
パーマをかけていると、
軽く髪を結ぶだけでも華やかに仕上がるので、
ヘアアレンジも簡単になります。
▶パーマにも種類がある
はじめてパーマをかけるという人は、
まずパーマの種類について押さえましょう。
パーマは施術で熱を使用するかどうかによって、
“コールドパーマ”と“ホットパーマ”の2つに
大きく分かれています。
“コールドパーマ”は熱を使用せずに薬剤のみで
施術するパーマのことをいいます。
一般的にパーマと呼ばれるものは
コールドパーマを指していることが多く、
美容室で多く用いられているメニューです。
濡れているときに巻きが強くでて、
乾くとゆるくなるのが特徴。
熱を使わないため比較的ダメージが小さく、
低価格、短時間の施術なのが嬉しいポイントです。
そんなコールドパーマのなかには、
さらに水パーマ、コスメパーマ、クリープパーマ
というものがあります。
これらについての詳細は、後ほどお話しします。
対して、熱を使用するものは“ホットパーマ”と呼ばれ、
乾いたときに巻きが強くなるのが特徴です。
熱を使用するためパーマがかかりにくい人でも力を発揮し、
もちが良い反面、コールドパーマよりも
ダメージは大きくなってしまいます。
このホットパーマにあてはまるものとしては、
デジタルパーマ、アイロンパーマがあります。
こちらについても、後ほどお話しします。
▶“コールドパーマ”と“ホットパーマ”
コールドパーマ
[水パーマ]
水パーマとは、ナノスチーム蒸気を利用したパーマのこと。
小さな水の粒子が髪の隙間に入り込み、
表面のキューティクルを開きます。
これによって薬液が浸透しやすい状態となり、
少量の薬剤でパーマがかかるため、
髪へのダメージが少ないのが特徴です。
また水分を髪の内部にまで届けるため、
髪に潤いが生まれツヤが出るようになります。
パーマと同時に髪へのケアもできるのです。
[コスメパーマ]
コスメパーマとは、通常の医薬部外品ではなく
“コスメ=化粧品”扱いとなった薬液を使用するパーマです。
ダメージが少ないため、カラーとの同時施術が可能。
また、パーマ独特のにおいが気になりにくいのも
嬉しいポイントですね。
そのぶんかかりもゆるく持ちも短いため、
ナチュラルで自然な雰囲気にしたい方、
長期休みなどの短期間だけ楽しみたい方におすすめです。
[クリープパーマ]
クリープパーマは、パーマ剤の1液と2液を塗る工程の間に、
低温で蒸すようにしたり乾燥させたりすることで
“クリープ化”という現象を起こすのが特徴。
クリープ化は、コルテックスと呼ばれる髪の細胞を
ストレスなく動けるようにしてくれます。
その結果、髪への負担が軽減するとともに、
通常のコールドパーマよりパーマが出やすくなるのが
メリットになります。
ホットパーマ
[デジタルパーマ]
ホットパーマと言えば代表的なのがデジタルパーマ。
“形状記憶パーマ”と呼ばれるだけあって、
髪質に左右されずにパーマ感を出すことができ、
持ちが非常に良いのが最大の特徴です。
仕上がりはコテで巻いたような
ウェーブがしっかりしたカールや立体的なカールに。
乾いたときに巻きが強くなるため、
毎朝のスタイリングも簡単に決まります。
しかし、火傷のおそれがあるため、
根元からカールをかけたい方やショートヘアの方には
施術できないという注意点があります。
[アイロンパーマ]
髪を巻くロッドを使用するのではなく、
アイロンを使用して熱や圧力を加えるアイロンパーマ。
使うアイロンの太さによって、
パンチパーマから自然なくせ毛風パーマまで
幅広いスタイルに対応できます。
長さのない短い髪でも巻くことができるため、
ショートヘアさんやメンズの方に多く用いられています。
ニュアンスパーマとは?
ニュアンスパーマは、
他のメニューと混同してしまいがちですが
太めのロッドを使ってかけた、
ゆるいパーマデザインのことを指します。
自然な曲線によって髪の毛に動きを出してくれるので、
初めての人でも安心してチャレンジできるパーマスタイルです。
基本的には薬剤だけを使ってゆるくかける
コールドパーマで作ることが多く、
髪にダメージが少ないのがメリットです。
▶パーマの持ちについて
主なパーマの種類をお話ししました。
「どれくらいパーマが持つのか不安…。」
という方も多いはず。
それぞれのパーマごとに特徴があるため、
パーマの持ちも変わってくるのです。
ダメージが比較的小さいコールド系のパーマは1~3か月、
カール感を出やすいがそれなりに髪へのダメージもある
ホット系のパーマは3~6か月持つと言われています。
また、パーマの種類だけでなく、
日々のお手入れでもパーマの持ちは変わってきます。
パーマを長く持たせるポイントは
・パーマが取れないように優しくシャンプーする
・洗浄力の強すぎるシャンプーを使わない
・根元から乾かして髪の毛へのダメージを減らす
・髪の毛の保湿や補修効果のあるスタイリング剤を使う
が挙げられます。
このポイントを意識してパーマを長持ちさせましょう。
パーマの持ちは髪質やカラーの状態によっても変わってくるので、
施術前に美容室(サロン)で相談するのがおすすめです。
▶さいごに
パーマの種類や特徴について理解すると、
パーマへのハードルも少し低くなったのではないでしょうか。
あなたのヘアスタイルの選択肢に、
パーマを加えてみるときっともっと楽しいことでしょう。